ビル管理業の仕事について

ビル管理業の実際の仕事内容は、現場によって多少の違いはありますが、電気設備・機械設備・衛生設備の保守点検業務を行うのが一般的です。電気設備関連の業務としては、年一回の定期保守点検作業の他、テナントの電源遮断の対応や、管球の交換などがあります。機械設備関連の業務としては、空調機や排気ファン関係の点検や簡単な修繕作業などの他、コンピューター画面上で運転・停止操作やスケジュール入力、温度管理などを行います。衛生設備関連の業務としては、揚水ポンプや排水ポンプの点検の他、トイレや洗面台の排水詰まりの修理、水栓の不具合の修理などを行います。又、テナント関連の課金業務を任される場合もあります。とにかく、ビル管理業は業務の範囲が非常に広く、幅広い知識が要求される業種です。ただ、専門業者並みの深い知識は要求されず、広く浅くが前提になります。

ビル管理業の派遣先について

ビル管理会社に現場技術者として入社した場合は、まずその会社が持っている何れかの現場に配属される事になります。配属先は会社によってまちまちですが、中堅から大手ともなると、様々な形態の現場があります。一般的なオフィスビルや商業ビルの他に、官公庁が派遣先となっている場合もありますし、スーパーやホテル、病院などを派遣先として持っている場合もあります。また、現場の規模もまちまちで、20人から30人にもなる大所帯の現場もあれば、一人から二人の少人数の現場もあります。又、通常は宿泊勤務があるケースが多いのですが、常駐技術者は日勤のみで、夜間は別の担当者が巡回管理をする現場もあります。そうした派遣先は、入社後に社員自らが選べる事は稀で、殆どの場合会社側の裁量に委ねられます。しかし、求人の段階で、ある程度選択が出来る場合もあるようです。

ビル管理業で必要な道具

ビル管理業は、職務の範囲が広く、現場作業も多くあるので、他のどの業種よりも多数の道具が必要になります。一般的な工具、例えばドライバーやレンチ類、電動ドリル等は勿論の事、作業ジャンルごとに様々な道具を揃える必要があるのです。例えば、電気関係の作業には、テスターや検電器、絶縁抵抗計など様々な計測器が必要になります。ビル管理技術者は、その使い方に習熟しておかなければなりません。又、空調関係のメンテでは、モーターや軸受けの音を聞く為に、聴診棒が必要になります。場合によっては、プーリー交換の為のプーリー抜きも必要になるかもしれません。又、衛生関係では、配管部の継ぎ目から漏水している場合などは、パッキン交換が必要になりますが、パッキンの自作を要するケースもあります。そのような場合、パッキン制作用のツールが必要になります。